磁石と人類の歩み

磁石の力は、目に見えないものだけれど、電気を発電したり、自動車を動かしたり、物を浮かせてみたりと、実にさまざまな不思議な力を持っています。

この不思議な力が、現在のような文明をもたらしたと言っても過言ではないでしょう。

研究者や企業家、そして学生やおさない子どもたちにまで、磁石の専門情報は好奇心を掻き立てています。

ところで、その磁石の歴史はというと、紀元前600年頃までさかのぼります。

ギリシャのマグネシア地方での磁鉄鉱の発見が最初であると言われています。

そして、同じ時期に現在の中国の河北省でも、「慈石」というかたちで発見されました。

これは、母なる大地と呼ばれる地球が、大きな磁石であることと、そして、母の母乳を飲む子どもを慈しむことを関連させて、「慈石」と呼ばれるようになったのです。

また、日本においては西暦700年頃に中国から、上記の「慈石」が伝えられました。

じしゃくの歴史は、磁鉄鋼の発見からはじまり、方位じしゃくの発明をかわきりに、現在においては、電化製品をはじめ、自動車などの産業界の製造に役立てられています。

じしゃくという存在には、あらゆる可能性が秘められていて、いつの時代にも人の心をひきつけています。

たぶん、これからも私たちの未来を意識しながら、熱い思いがつづいていくのだと確信しています。